オダサガ一人飯アーカイブス 小田急相模原グルメ

おいしいお店の紹介というよりは、オダサガ界隈で毎日の一人飯を失敗したくない方向けの内容です。

★★★★★ 宇田川なき後、CPナンバー1の生姜焼きといえばここ

ラットハウスその1 生姜焼き(定食で)





【メニュー】生姜焼き(定食で)
【価格】600円
【特徴】
5年ほど前、住宅街にひょっこり現れた喫茶店兼定食屋兼食事処。店の名前は正確には「マザーズキッチン ラットハウス」。その名の通りL字型のカウンターのみの小さなお店だが、ここはなにを頼んでも安くておいしい。
生姜焼きの味付けは、変に甘い焼き肉定食風のものを出す店が少なくない中、生姜焼きのイメージ通りの正統派。肉のみで肉野菜炒めとの線引きもバッチリ。
豚ロースが3枚もあるので十分満足できる。ご飯のおかわりができるので(公式ではないが、いつもおかわりどうですか?と声をかけてくれる)、肉1.5枚でご飯1杯ペースでどうだろうか(と言われても・・・?)。
ここは今ある食材でおいしいものを作って提供するというのがベースになっている。例えば焼きうどんを頼んでキャベツを切らしていたら、キャベツの代わりに長ネギ使ってもいいなら作れるけど?といったライブ感溢れる店なのだ。だからメニューには最低限なものしか書かれていないし、値段が書いていないものも多い。
焼きうどん(長ネギバージョン)500円



ということで、今回の生姜焼きも豚ロースを切らしているときは豚バラで作ってくれたり、同じ豚ロースでも大き目なものが1枚のときもあるし、小さめにカットされたものが5枚くらいのときもある(豚ロース3枚バージョンがいちばん当たり)。
生姜焼き(豚バラバージョン)



メイン以外も抜かりがないのもここの特徴。キャベツはシャキシャキでそのままでもおいしい。生姜焼きのたれと絡めて食べるともっとおいしい。けっこうな量で出てくるのだが、おかわりしたいくらいだ。
小鉢が2つ3つ付くのもうれしい。この日は菜っ葉の油炒めにおから。特に肉や野菜と炒めたおからがうまい!
これだけきちんとしたものが揃って600円!大アリだ。
とんかつ屋である宇田川の生姜焼きとは系統が異なる(宇田川はとんかつ用のロースブロック肉を手切りスライス、ラットハウスは普通の定食屋と同じくスーパーの肉)ので宇田川の代わりというのとはまた違うが、宇田川なき後オダサガ界隈で生姜焼きを食べるならCP抜群のここが第一候補になるだろう。
【おしぼり】
【給水状況】ハワイのミネラルウォーター
【店内環境】
テレビ:あり 新聞:読売、他文庫分多数 雰囲気:喫茶店 格好:エプロン
【店主都合による突然休】なし(臨時休業は店内のカレンダーでチェック)
【待ち時間】なし
【利用例】平日の夕飯か土日の昼飯
【要望・その他感想】
今はなきひだまり亭のような料理上手の都会のおかあさん(決して田舎のではない)のお店といった感じで、不便な場所なわりに店内はそこそこ賑わっている。ご近所の常連さんが多く、ママとおしゃべりに花を咲かせている。
客は中年・初老の男一人客も多い。
「メシがうまかったら男は必ず家に帰ってくる」というと紳助の断定トークのようで嫌だが、まさにここはそういった様相を呈している。
それにしても、住宅街の中に隠れているかのようなこのお店によくこれだけお客が来るなと思う。この近くにある豆腐屋さんを訪ねたときに偶然見つけたのだが、ネットにも情報がないし近所の冒険者だけでは集客はたかが知れているはず。しかし、そこは異常に高いリピート率で補っているようだ。やはりママさんがとても料理上手で人柄が良いからなのだろう。
ほとんどのお客は、昼は日替わりランチ(500円)、夜は日替わり定食(700円)を食べている。内容は品数がとても多くて健康的。少量多品種なので中高年や女性向きでもある。ここで昼晩と日替わりを食べて過ごしている常連さんが多い。
【場所】座間市広野台1−2−19 TEL046−257−7065
小田急相模原駅北口の行幸道路を厚木方面へ。村富線との交差点を右折してすぐ、左側にある一つ目の路地を入る(貯水槽の手前)。巌門を右手に見ながらその手前の路地を左折、そしてすぐ右折すると看板が見える。
【営業日・時間】水休 〜21:00
【ママを例えるならこんな感じ】中村メイコ