オダサガ一人飯アーカイブス 小田急相模原グルメ

おいしいお店の紹介というよりは、オダサガ界隈で毎日の一人飯を失敗したくない方向けの内容です。

★★★☆☆ 定食屋の正統派生姜焼き

天八 生姜焼き定食





【メニュー】生姜焼き定食
【価格】750円
【特徴】
肉は食べやすい大きさにカットされた豚ロース。ステンレス製の皿に盛られている感じが店構えとは違ってどことなく洋食屋風。
味は定食屋の生姜焼きの正統派といった感じで好きだ。たまねぎなどの野菜の姿はなく肉だけ。生姜焼きはこうでなくちゃ。量は普通だがご飯はやや多い。
白いご飯の上に生姜焼きを一旦載せてから口に運ぶ。ご飯が生姜焼きのタレになじんでうまい。味噌汁がなめこ汁のときが多いのもうれしい。
ちょっと一杯もできる定食屋なので一品料理も豊富。とろろ納豆、めかぶ、イカ刺し、ブリの塩焼きなどなど。水戸屋のように、一人で晩酌を楽しむのにも適した店だ。
【おしぼり】
【給水状況】夏は麦茶
【店内環境】テレビ:あり 新聞:なし 雰囲気:居酒屋 格好:割烹着
【店主都合による突然休】たまにあり
【待ち時間】なし
【利用例】土日の昼飯
【要望・その他感想】
お昼時、定食屋のテレビからはNHKが流れていなくてはならない。
笑っていいとも!が流れていてはいけない。
もちろん、日曜日の昼時はのど自慢が流れていなくてはならない。
いいとも!やウチくる!?にチャンネルを変えてしまう、ダメな若さを持った客がいてはいけない。
「定食屋宣言」より。
ここ天八はそんな安定感を持った店の一つ。生中継ふるさと一番!を見ながら昼ご飯を食べる。昼からビールや酒を頼む客もいる。L字型のカウンターとテーブル2卓だけの小さな店だが、何とはなしに落ち着く。厨房はきれいに片付けられ掃除が行き届いており、中でも使い込まれた冷蔵庫の威風堂々っぷりには目を見張るものがある。
「昭和っぽい」などと消費の対象になるような店とは違う、いたって普通の昔の店。こういった「普通の昔の店」が日本からなくなる日は意外とすぐそこではないか。残るのはネットやマスコミによって取り上げられる消費対象としての「昭和な店」のみ。


あと、天八といえばトイレ。だいぶ前のことだが、店のトイレに行って驚いたことを記憶している。
入口と和式トイレとの間に段差がなく、入口に対して便器がフラットな状態で配置されているのだ(公衆便所の個室と同じ)。これを大小兼用として使っているのは見たことがない。こんなに長いストロークでは跳ね返りがすごいのでは?と恐ろしくなり、結局利用せずにトイレをあとにしたのを覚えている。
【場所】相模原市松が枝町24−14 TEL042−742−8938
小田急相模原駅南口を出て左のアクト南口一番街商店街に入る。ふじ家をすぎて角の花屋を右手に入ってすぐ。
【営業日・時間】火休 〜21:00