オダサガ一人飯アーカイブス 小田急相模原グルメ

おいしいお店の紹介というよりは、オダサガ界隈で毎日の一人飯を失敗したくない方向けの内容です。

★★★★★ まったくの無名ながらオダサガNo.1のCPを誇る安ウマな店がここ

三祐その1 野菜炒め定食





【メニュー】野菜炒め定食
【価格】550円
【特徴】
相南の住宅街の奥深くに、安い・うまい・量が多いの三拍子揃った中華系の店がある。実は近所の徒歩圏内の人しか訪れないこの店が、オダサガで安い、量が多いと言われている店の中でおそらく最も安い店であり(焼き肉屋のはせ川は除く)、かつ量・味のバランスも最も優れていると思う。
味は基本的に濃い(塩辛い)。今回紹介する野菜炒めは三祐の中では塩辛さは控えめ。かなり高温で炒めているので野菜はシャキシャキ、特にナスが出色。名前は野菜炒め定食だが、ご覧の通り肉も入っている。これにご飯、味噌汁、漬け物に小鉢(やっこまたはおひたし等)まで付いて550円!
普通のご飯を安く腹一杯食べたいという希望をオダサガでいちばん叶えてくれる一品だ。
いくら安くて量が多くても、自分で作るつたない料理、あるいはクックドゥーやマルちゃんの焼きそばなどの半製品よりも劣るようでは足繁くは通わない(もちろん、安いまたは量が多いという特徴があるだけで十分及第点なのだが)。量の多さが売りの店にそういったところが少なくない中、三祐は値段以上の量と濃いながらも最後まできちんと食べられる味が両立できているオダサガが誇る店といっていい。


※ここだけの話、「野菜炒め定食の肉多めで」なんて注文も可能(顔を覚えてもらってからの方が無難。無料だったり50円アップだったりまちまち。肉の量も大して変わらないときがあるので、そういうのに細かい人は普通に注文して)。
野菜炒め定食(肉多めで)



【おしぼり】なし
【給水状況】ピッチャー代わりのペットボトル(大五郎?)に冷水が入っている
【店内環境】
テレビなし(NHKラジオ) 新聞:ニッカン・朝日 雰囲気:昔ながらのカウンターのみのラーメン屋 格好:割烹着
【店主都合による突然休】なし
【待ち時間】出前のピーク時と重なると少し待つ
【利用例】週末の昼飯
【要望・その他感想】
ご夫婦でお店を切り盛りしてかれこれ40年近くになるのだとか。昔はもっと遅くまで営業していたらしいが、お年を召されて営業時間を短くされたようだ。
客が大勢来たらかえって迷惑がりそうな気もするが、こんなに安くて腹一杯になれる定食をごくごく近所の一部の人だけしか知らないのはもったいない!見たところ平日はほとんど出前(といっても歩いて運んでいる)といった感じ。週末はちらほらお客(といっても歩いてくる中高年のオヤジばかり)がいる。ほど近い相模の生徒はゼロ。これが若者の限界。若いってなんてダメなんだ。
さて、ほとんどの食堂は1人か夫婦や家族で営業している。それ故か、ぶつかり合いもストレートに噴出しやすい。大衆的な店なわけだし、そこは見て見ぬ振り。むしろ、「またやってるな」とお約束的に楽しむことだってさえある。
オダサガではおかあさんが店によく出ていた頃のおさ、相武台の中華まるやなどは家族で揉めつつ仕事する感じ。ここ三祐もそう。寡黙そうな雰囲気のご主人に中村玉緒のような愛らしいおかあさんがやられっぱなし。
余談だが、個人的には日本一からあげがうまかった店、阿佐ヶ谷の鉄路のご主人・奥さん・息子さんによるバトルは見応えがあった(鉄路は一方的でなくやり合いが主なので清々しささえ覚えた)。ご主人がお亡くなりになってからはほとんどバトルがなくなったが、しばらく奥さんと息子さんで切り盛りしていたお店もこの夏?閉店してしまいとても残念だ。
【場所】相模原市相南2−16−2 TEL042−745−0256
今まで紹介した店の中でいちばんわかりにくい場所なので道順はややこしい。
小田急相模原駅南口のロータリーを直進し、かなぎんの交差点を左折してヨーカドーの通りに出る。相模銀座から移転してきた味まるを過ぎてすぐのローソンの角を右折して商店街「メイト相南」に入る。萬金を過ぎて道なりに進み、コーヒー豆の生豆屋の看板の手前で左折して直進。公園前の丁字路を右折して9つ目の交差点を左折、さらにその突き当たりを左折するとようやくここで店が見える。
もしくは、
小田急相模原駅南口の東海相模通りをひたすら直進。晃陽軒を過ぎ、六ちゃんを過ぎ、東海大相模の手前で左折する。右手に東海大相模の校門を見やりながら直進する。翠ヶ丘出雲神社という小さな神社を過ぎてすぐにおぎのや酒店が右手に見える。そこから数えて3つ目の交差点を左折するとようやくここで店が見える。前者よりもやや遠回りだが、後者の方が道はやや簡単か。
【営業日・時間】月休 〜13:30頃 17:00〜19:00頃
【おかあさんを例えるならこんな感じ】中村玉緒