オダサガ一人飯アーカイブス 小田急相模原グルメ

おいしいお店の紹介というよりは、オダサガ界隈で毎日の一人飯を失敗したくない方向けの内容です。

★★★★☆ 「22時以降」「定食」「相模大野乗り換えの男」ならここで決まり

しんしん亭その1 生姜焼き定食





【メニュー】生姜焼き定食
【価格】780円
【特徴】
「遅い夕飯事情@オダサガ」
前に何度か触れたが、オダサガでラーメンではなくまともな定食を食べようと思ったら時間的に22時がリミットである。当たり前といえば当たり前だ。
まだ22:15前後であるならば水戸屋(早めの閉店あり)や明石などが残っているが、23時を回ってチェーン店以外で定食を食べたいとなると完全に中華系の店に絞られ、深夜系中華のか天狗あとは福安楼の居抜きの長城飯店、興隆飯店→さいたま屋の居抜きの黄龍飯店、上海飯店の居抜きの榮華軒、宋将、吉祥楼、2月にオープンした山東味館といった中国系中華のみとなる。
ちょっと足を延ばせば、相武台のジャカルタと深夜系中華の龍太郎、東林間の淳記に和美酒家、座間街道(村富線)沿い偕楽亭の隣りの明春があるが、いずれも深夜にそこまで行く元気が残っていればという距離がネック。


「なぜ、相模大野なのか」
22時を回った遅い時間なのだから龍や中国系でもいいといえばいいのだが、けっこう22時台の帰宅も多いため、ラーメンではなく定食を食べたいときに「龍と中国系ときどきチェーン店」ではやはりローテーションをうまく回せない。
そこで、大胆にもオダサガを捨て、ほとんどの帰宅時に急行から各停に乗り換えるために一旦ホームへと降りる相模大野駅の周辺で22時以降でも定食が食べられる店を探すことにした。つまり、どうせ各停を待つために相模大野駅で一旦降りるのだから、そのまま改札を出て近くの定食屋で夕飯を食べ、再び相模大野駅に戻って各停を待てばいいじゃないかと。
一見、面倒な感じがするかもしれないが、相模大野駅で乗り換える必要がある小田急沿線の住人ならば、自宅の最寄り駅周辺で夕飯を食べるのとそれほど時間的には変わらないと思う。


「しんしん亭」
今回紹介するしんしん亭は、相模大野駅南口から徒歩5分ほどと駅から近く、メニューが定食中心な上に日替わりものなど単品も多数揃えており、営業は深夜の2時までと遅めの途中下車夕飯にも地元民の深夜飯にもピッタリの店だ。
生姜焼きの肉は細切れを使用、味は甘め。甘めの生姜焼きはあまり好みではないが、肉だけでこれだけの量なのだから満足だ。

やっこが定番だがときに野菜炒めやシューマイ、揚げ物なんかのときもある小鉢が付いてくるのもうれしい(今回はチーズチキンカツもおまけされていた)。
その上さらに!ここはうれしいことにご飯と味噌汁がおかわり自由!
男一人がこの時間に食べる夕飯として十分すぎる内容。しかも、ここのご飯はお客の回転が良いからか、炊き立てか炊けてからそれほど時間が経過していない状態のときが多い。深夜まで営業しているような店のご飯は古かったりすることが少なくないのでありがたい。
オダサガ周辺でご飯と味噌汁がおかわり自由な定食屋は珍しい(ご飯のおかわり自由な店も中国系中華店をのぞくとほとんどない)。そんな店が深夜2時までやっているのだから本当に貴重な存在だ。
しんしん亭にはどことなく中央線ライクな雰囲気がある。変な言い方だが、この店は特にうまい店というわけではない。使い勝手の良さが抜群に素晴らしいのである。店が大野ではなく中央線にあればどこかの雑誌に載っているだろう。メディアのオフィスが“中央”にあるだけのこと。
とにかく、繰り返しになるが男一人が夜遅くに食べる夕飯として十分満足できる。
【おしぼり】なし
【給水状況】烏龍茶(大きめのコップ)
【店内環境】
新聞:朝日、ニッカン テレビあり 雰囲気:若者客が多い中央線沿線の定食屋 格好:カジュアル
【店主都合による突然休】なし
【待ち時間】ピーク時はちょっと待つ
【利用例】
相模大野ではあるが、相模大野乗り換えで帰宅するオダサガ住人が22時以降に定食を食べるなら絶対ココ!
【要望・その他感想】
その時々の店の状況(閉店間近など)に因るのだろうが、たまに味噌汁が豚汁だったりしてうれしい。
また、単品メニューを追加して食べたりしていると勘定がわりとアバウトになる傾向が。しんしん亭は独身サラリーマン、SPA!世代がまるで学生街の店で食べる学生ようなサービス・待遇を受けられる店なのだ。オレたちSPA!世代が主力の店なんだという居心地の良さ。
郊外の店で主役が学生でもなく、晩酌中心のおじさんでもなく、男の一人飯である定食屋は珍しい(オダサガだとあずさ、既に閉店したキッチン信州あたりは客の中心が男の一人飯だった)。
居酒屋によく置いてあるような荷物入れのカゴがあるので、きれいなハンドバッグを持った女性にもおすすめ。実際、店主の人柄からか、男の一人飯中心の店の割りには雰囲気が明るくカジュアルな感じなので、松屋吉野家、ファミレスに流れていそうな若者や若いカップルの客も多い。この辺も中央線ライクな様相。
相模大野駅の南口は駅裏といった感じだが、飲食店はけっこう粒ぞろい。しんしん亭の周辺には、22時までやっている食事処のささき、23時まで開いているタイ料理のバーンチャーンなど遅めの夕飯でも間に合う店がそこそこある。
【場所】相模原市相模大野8−14−1 TEL042−743−6998
相模大野駅南口の南新町商店街にある。緑色の看板が目印。
【営業日・時間】土休 18:00〜2:00
【クーポン券】 http://ono373.com/coupon.pdf