オダサガ一人飯アーカイブス 小田急相模原グルメ

おいしいお店の紹介というよりは、オダサガ界隈で毎日の一人飯を失敗したくない方向けの内容です。

★★★★☆ ここが家のカレーを腹いっぱい食べられる店

【閉店】水戸屋その1 カレー大盛り





【メニュー】カレー大盛り
【価格】700円+100円
【特徴】
のようなちょっと一杯もできる定食屋。
最近カレーのおいしい店を探しているので、定食屋ならカレーがあるだろうとたどり着いた店。
おいしいカレーといっても、本格的なカレーではなくいわゆる家のカレーのこと。
変に凝ったものではなく、家の鍋で作り置きしたようなカレーが食べたい。できれば一晩寝かせたカレー。榊原郁恵が鍋のふたをチラッと開けて「愛情」を注いだカレー。結局自分で作るのがいちばんなのだが、面倒なのでそんなカレーを出す店を探している。
しかし、困ったことに「うちのカレーはバーモント中辛を取り寄せて作っています!」などと宣伝している店など見たことがない。ネットにもこの手の情報はなさそうなので自分の足で探すしかない。
となると、目的から外れたものに出くわすことが多くなる。最悪なのは、昔よく喫茶店やラーメン屋で出てきた、S&Bなんかの缶に入った業務用カレーを温めた代物。具は1cm角のジャガイモとニンジン、肉片が数個だけ。手作り感ゼロ。この確認のためだけに一食と数百円を費やしたのかと思うとガックリくる。
ガックリしたくはないので、最近は家のカレー系か業務用カレー系かを見極めるため、カレーを頼む前に一つ二つ質問することにしている。
ほんとはズバリ、市販のルーで作ってるカレーですか?って聞きたいところだが・・・


私:「カレーはどんなカレーですか。辛いですか?」(まずはイントロから)
水戸屋:「いや、うちのはそんなに辛くないですよ」
私:「具はもう溶けちゃってなくてみたいなカンジで?」(手作りなのか?業務用なのか?)
水戸屋:「いえ、ジャガイモやニンジンが普通に入ってます」
私:「(間違いない!)じゃあカレー大盛りで下さい」


それで出てきたのがこれ。冷蔵庫から大きな鍋を取り出したときに自信が確信に変わった。見ての通り正真正銘、家庭で食べる黄色いカレー。こくまろ中辛あたりか。利きカレーができる人がいたら、どこのルーか教えて欲しい。
大盛りにしたからか、「ルーが足りなかったら言って下さい」といううれしい一言。画像を見ればわかるように、ルーが足りなくなることはない盛り具合。しかもみそ汁、やっこ、漬け物、小鉢一品(この日はポテトサラダ)も付いてくる。これで普通盛り700円はアリだ。
また、肉はポーク・チキン・ビーフの中から選べる。つまりは肉は(ときには野菜も)トッピングなのだが、市販のルーを使ってジャガイモ(皮付きなのが個人的にちょっと。。)とニンジンがゴロッと入るだけで一気に家のカレーになる。
ちなみに、あと50円だけ出せばカツカレーになるが、カツはご愛敬。カレーで十分だ。
カレー大盛り(豚肉) 味噌汁、やっこ、小鉢も付く



【おしぼり】
【給水状況】烏龍茶 ピッチャーを置いてくれる
【店内環境】
新聞:読売、報知 雑誌:フラッシュ テレビあり 雰囲気:昭和な食事処 格好:普段着
【店主都合による突然休】以前、長期休業していた
【待ち時間】なし
【利用例】家のカレーが食べたくなったとき
【要望・その他感想】
お父さんと娘さんで切り盛りする店。娘さんの接客が心がこもっていて暖まる。
晩酌もできる店なので、つまみの一品料理が豊富。大ぶりな焼き鳥(150円)がおすすめ。同じタイプの店であるはまだ小ぎれいだが、水戸屋はちょっと小汚い。だが、それは許容範囲内。
晩酌しながら食べているお客さんにご飯を渡すとき、「ご飯もうよかったっけ?早かった?」「いや、今でいいよ」というような会話がある店。お店の人とお客さんが名前で呼び合っている感じが昔のホームドラマのようでどこか懐かしく、みな寮や下宿屋の食堂なんかで食べているような雰囲気でいい。
定食屋がベースの食事処は、一品料理が豊富なので単品でいろいろ注文できる楽しみがあるし、特に酒を頼まなくてもそれほど不自然ではないから貴重な存在だ。私のようにあまり晩酌をしないものにとっては重要な問題である。
【場所】TEL042−746−6893
行幸道路を大野方面に向かって左側、フィットケアデポ手前の葵亭の並び。小田急相模原駅から徒歩だと20分くらいか。
【営業日・時間】 LO22:30(現在昼営業はなし)
【ローテーション状況】80年代の巨人投手陣に例えると、浅野。加藤初ほどの実績はないが、ベテランだ。