オダサガ一人飯アーカイブス 小田急相模原グルメ

おいしいお店の紹介というよりは、オダサガ界隈で毎日の一人飯を失敗したくない方向けの内容です。

★★★★★ とんかつ屋ならでは!カツがすごくおいしい大盛りカツカレー

ことぶきその1 チキンカツカレー大盛り(日替わりランチ)





【メニュー】日替わりランチ チキンカツカレー大盛り ミニバンバンジーサラダ付
【価格】840円(ランチは大盛り無料)
【特徴】
水戸屋の回で述べたように、最近いわゆる家のカレーをふんだんに食べられる店を探している。
まずは、店で出てくるカレーを大まかに3つに分けてみよう。



1.本格カレー
インドカレー、ハーブカレーなどスパイスの利いたサラッとしたルー。フォンドボーをベースにした濃厚なコクを持った欧風カレーなど。専門店に多い。
2.市販のルーを使った家庭的なカレー
色が黄色に近い。ジャガイモ、人参がゴロッと入っている。スパイシーではない水増し感のあるサラッとした感じ。もしくは、煮込んだ感じ。賄いや自家消費としてカレーを作り置きしている店が狙い目だが、知る術がない。
3.業務用カレー
色が濃い、焦げ茶。塩気が強い。小麦粉の割合が多めで粘着感がある。少し冷めると表面に膜ができるような感じ。手抜きというより市販のカレーを客に出せるかというような考えの店も中にはあるだろう。ジャガイモ、人参など野菜の姿はない。
カレー粉を切らしたのだろう、「今日はできない」という言い方をされたりする。
【論外】 昔の喫茶店のカレー
色が濃い、焦げ茶。ほどの粘着感はない。1cm四方のジャガイモ・牛肉。棚にS&Bの缶がある。または菜箸入れがS&Bの缶。70年代〜80年代にあれほど席巻していたのに、懐かしの味とやらで一度も取り上げられたことがない。昔の給食をモチーフにした店もあるような時代なのに。歴史の闇に葬られた、懐かしくもなんともない味。



上記のをたっぷり食べられるところを探しているのだが、こればっかりは食べ歩いて探すしかない。
ことぶきは定食屋といってもいいだろうが、基本はとんかつ屋だ。定食屋と違ってとんかつ屋の料理人は、ことぶきもそうだがおばさんではなくご主人といった感じの人がほとんど。
ちょっと2を期待して注文したが、出てきたのは3の業務用のカレー。やはりことぶきのカレーはご主人がやっている店だけあって、いわゆる賄いみたいな家のカレーを客に出すわけにはいかない系という店だった(いったいなに系?)。
3のカレーなのに取り上げたのは、ご覧のボリュームとカツがおいしかったため。十分腹一杯になれる量だ。さらに、ゴロッとしたビーフ塊が2つも入っている。カツ以外の肉の味も楽しめる一品だ。ミニバンバンジーサラダが付くのもうれしい。
チキンカツカレーはこの日の日替わりメニューだったので840円だが、レギュラーの値段は940円、大盛り100円(ランチなら大盛り無料)。
また、ランチメニューになっているのを一度も見たことがないが、カツを中心に楽しむならチキンではなくカツカレー1000円(ランチなら大盛り100円無料)がオススメ。ことぶきのとんかつはちゃんとしているレベル。おいしい。


▼カツカレー大盛り ★★★★★



【おしぼり】紙おしぼり
【給水状況】熱いお茶 水は要声かけ
【店内環境】
新聞、スポニチ週刊現代 テレビあり 雰囲気:座敷もある中堅クラスの食事処 格好:割烹着
【店主都合による突然休】大いにあり、営業しててもLO前に閉まることも
【待ち時間】なし
【利用例】土日のランチ
【要望・その他感想】
もう引退間近で全うしたという感じなのだろうか、ちょっと休みが多い気がする。しかし、昔取った杵柄なのか、とんかつ定食、生姜焼き定食などなにを頼んでも出てくるものはちゃんとしている。たしかな味、ボリューム多めの優良メニュー多し。
この店はなにを頼んでもハズレがなく、どれもそこそこのものが出てくる。こういう店は意外と少ないので外食派(毎日)には貴重だ。
米軍住宅に近いので外国人の客が多い。外国人はメニューにない彼ら向けのなにやらアメリカンなものを食べている。お支払いは思いやり予算で。
【場所】神奈川県相模原市南台5−21−22 TEL042−748−5567
小田急相模原駅北口のサウザンロードを国立病院方面へ。サンクスの交差点を右折すると「ことぶき」という電光掲示板の付いた看板がある。その路地を右に入ったところに店がある。
【営業日・時間】日休 LO13:30,20:30
【昔のプロ野球選手で例えると】ロッテの西村、阪急の福良。実力・実績ともに十分ではあるが知名度はあまりない。