オダサガ一人飯アーカイブス 小田急相模原グルメ

おいしいお店の紹介というよりは、オダサガ界隈で毎日の一人飯を失敗したくない方向けの内容です。

★★★★☆ さすが団地系、炒め物が2つも付いてくる定食

大鵬その1 B定食(鶏とピーマンの炒め物)





【メニュー】B定食(鶏とピーマンの炒め物)
【価格】800円
【特徴】
場所は相武台団地の西端(相武台団地2丁目)。団地の西側の食べ物屋は、団地センターをのぞくともうこの大鵬だけとなった。おそらく昭和40〜50年代あたりは2丁目にももっと店があっただろうと想像する(村富線を挟んで東側の相武台団地1丁目は寂れてはいるものの、新相模原ショッピングセンターなどまだかろうじて店が連なっている)。
さて、単純に考えて、1軒だけ残った店というのはなんだか期待できるのではないか。相模台団地相武台団地東側(団地1丁目)、グリーンパーク相武台。どこも今残っている店は粒ぞろいばかり。ということは、(団地センター以外の)相武台団地西側(団地2丁目)に唯一残った大鵬にも期待が持てるというもの。
その期待通り、大鵬はA〜C定食に大きな特徴を持つなかなか優秀な店であった。
A定食はマーボー豆腐、今回紹介するB定食は鶏肉とピーマンの炒め物、C定食は木クラゲと肉と玉子の炒め物となっている(いずれも800円)。
お店の人が「鶏肉とピーマンおまちどおさま」と運んで来た。
と、ここまでは普通。しかし、ここからが大鵬の真骨頂。
「いま野菜炒めできますんで」
鶏肉とピーマンの炒め物で十分なのだが、野菜炒めも持ってくるという。
「はい、野菜炒めです」
単品としても成り立つのではないかと思われるような野菜炒めが、サブのおかずとして出てきた。
W炒め物。A〜C定食にはメインのおかずプラス、一人前の2/3ほどの野菜炒めが漏れなく付いてくる。普通のお腹の持ち主なら、なんでさらに野菜炒めなんだよ・・・と思うかもしれないが、大食漢にはうれしい。
しかも、A〜C定食に半ラーメンを付けると1000円という張り紙もある。この上さらに半ラーメンも食べるだなんて。その昔相武台団地に入居してきた働き盛りのニューファミリーの方たちはほんとによく食べたんだなあ。
鶏肉とピーマンの炒め物も野菜炒めも過剰な味付けはなく、普通においしい。これだけおかずがあるので、ご飯は大盛りにするか、おかわり(200円)するのもよい。
最後の一軒にハズれなし。


▼からあげ単品600円 塩とマヨが付いてくる



【おしぼり】なし
【給水状況】適切なサーブ
【店内環境】テレビあり 新聞:ニッカン 雰囲気:昔ながらの食堂 格好:割烹着
【店主都合による突然休】なし
【待ち時間】なし
【利用例】週末の昼飯または夕飯
【要望・その他感想】
相武台団地ができたのは昭和42年。団地に数多く入居した当時20代、30代の方は、今の20代、30代よりもご飯をよく食べた(昭和40年代から営業している飲食店の人の話では、昔の方が大盛りにする人がうんと多かったという)。そのせいか、今でも残る団地周辺の店はボリューム良好のところが多い。
楽々苑の初回で書いたが、オダサガには団地周辺でお得な店を探すなら団地の草野球チームを追え」という格言がある(ウソだけどホント)。
この大鵬も週末の夜は団地の草野球チームの打ち上げや会合がよく行われている。CPが優れていることの現れだろう。
【場所】相模原市新磯野1−19−1 TEL046−254−4633
北口の行幸道路を相武台方面へ。座間郵便局や安楽亭を過ぎてすぐの交差点、相武台団地入口の信号を右折して村富線(座間街道)に入る。2つ目の信号を左折し、右手に丘の上の団地センターが見えるY字路を道なりに進み、一つ目の信号である相武台小入口を左折すると正面に店が見える。
【営業日・時間】 〜14:00 〜21:00