オダサガ一人飯アーカイブス 小田急相模原グルメ

おいしいお店の紹介というよりは、オダサガ界隈で毎日の一人飯を失敗したくない方向けの内容です。

★★★★☆ ホテルのオードブルが1800円で食べ放題

ボン・ロザージュその1 オードブルブッフェ





【メニュー】オードブルブッフェ(平日限定)
【価格】1800円
【特徴】
ホテルセンチュリー相模大野のレストラン、サロン・ド・テ ロザージュが9月にリニューアルしてオープンキッチンを備えたグリルキッチン ボン・ロザージュになった。
リニューアル以前にランチブッフェ(2500円)とデザートブッフェ(1800円)を利用したことがあるが、リニューアル後に始まったオードブルブッフェがいちばん満足度が高い。
画像を撮った日のメニューを書き出すと、チョリソのグリルキャベツ、ベーコンとトマトソースのニョッキ、野菜のグリル、鉄板焼きハンバーグ、豚バラ柔らか煮スペアリブ風、ほうれん草とベーコンのホワイトソース、キッシュ、チリコンカン、海老のフリッター、スペイン風オムレツ、厚切りポテトチップ、カボチャのパングラタン、チーズとほうれん草のパニーニ、ミネストローネ、コーンポタージュ、生野菜やフルーツなどのサラダが約10種類、パン数種類といったことろ。
内容は日によって若干異なるが、おおよそこんな感じと思ってよい。質的にはザックリ言うと、お洒落なオリジン惣菜食べ放題といった感じ。十分夢のような話ではないだろうか。


【2000円を切る食べ放題比べ 〜ロザージュを推薦する理由(わけ)〜】
2000円を切る食べ放題というと町田に野の葡萄、はーべすとがある。ロザージュはオードブルブッフェなので重量感は両者にはとてもかなわない。しかし、リピートしたくなるのはロザージュ。ロザージュのメリットを挙げてみる。


・疲れない
ロザージュは小田急系のホテルのレストラン。やや落とし目の照明で、とても落ち着いた雰囲気。70席の広さがありブッフェのわりにはゆったりと過ごせる。リニューアル後にできたオープンキッチンも雰囲気に一花添えている。
例えば野の葡萄はどうしても貧乏根性が刺激されて動き回ってしまう。テンションは上がるのだがどうも落ち着いて食べられない。お皿に盛って席に座るやいなや「シェフこだわりのとれたて山盛り自然のきのこのパスタできあがりました!」(こんなメニューないが)なんて言われると、「行かねば」と思ってしまう。こうしてしっかり90分ときには120分、サッカー日本代表の長友のように店内を動き回るのである(自分次第なのだが)。
はーべすとは料理と席の導線が一定なので野の葡萄のように長友の如く動き回る必要はなく、ロナウド程度の運動量で済む。ロザージュ同様オープンキッチンでシズル感があり、それなりにゆったりはできる。しかし、ロザージュの空間の広さや照明等から醸し出されるゆったり感にはかなわない。


・食べすぎないで済む
満足な食べ放題にするには自らのココロを操るテクニックが必要だ。だが、ココロを自ら管理することは難しい。
パンチの効いたメニューが多い野の葡萄は、どうしてもかなりの空腹時にココロが求めて行くことが多い。だから、勢い食べすぎて苦しくなり帰る段にはもう食ベホなんか来るのやめよう…と思ってしまうこともしばしば(自分次第なのだが)。翌朝は当然胃もたれ
とはいえ、「山川さんが育てて天然塩で味付けた国産チキングリル直火焼きステーキ山賊風できあがりました!」(こんなメニューないが)という店員の大きなコールに、不規則な動きをする子どもを避けながら他の客との獲得競争を繰り広げて得られる高揚感は食べ放題ならでは。最初の30分に関しては野の葡萄が最強なのだが。
はーべすとは野の葡萄よりもパンチは抑え目だが、いくら健康・自然を打ち出していようともそこは食べ放題。結局から揚げと牛肉のナントカにいちばん人が群がるし、十穀米だカレーだうどんだと炭水化物の誘惑は多い。「お、うどんなかなかいける、もう一杯!」なんてまたうどん持ってきておかず食べてうどん食べて、おかず食べようと思ったらいきなり満腹感が体を襲い、終了フラグ。残すのはいけないと、ここからまだどっさり料理が盛られている皿との地獄の闘争が始まるのだ(自分次第なのだが)。
ロザージュは基本的におつまみをつまむことを満足するまで繰り返すだけなので疲労感はほとんどない。後々受けるダメージの大きな原因の一つである揚げ物も少ない。一応パンやニョッキなど炭水化物がないわけではないので、必要ならば腹を膨らませることも可能だ。


・おばさんが多い
ロザージュの客層の8割以上は女性。
わたしは女性(というか、性差でなく個体差でいうと要は胃袋の小さい人)に人気がある店はあまり参考にしない。なぜなら胃袋の小さい人は雰囲気やサービスなど料理以外の要素にも重きを置いて評価する人が多く、そんなのはある程度目をつむるわたしとはあまりにも評価基準が異なるからだ。わたしは言ってしまえば、うまくて量がありゃあいいのである。胃袋の小さい人が好みそうな、雰囲気が良くて小洒落ててちょっとずついろいろちょこまか付いて950円のカフェ飯じゃ腹が満足できない。
しかし、女性は女性でもおばさんは違う。胃袋が大きいという意味ではない。
おばさんはとてもお金にシビアな人種なのだ。おばさんはお得じゃないと利用しない。ここの客の8割以上は女性だとさっき言ったが、そのほとんどがおばさんなのだ。これでおわかりだろう。ここはやはりお得なのだ。
(1800円なので多くは望めないが、あとパスタとデザート一品ずつあれば飛躍的に満足度があがるのだが)


▼ある日のオードブルブッフェ

ウィングスティック(写真左上)がおいしかった。





【おしぼり】紙おしぼり
【給水状況】セルフ
【店内環境】雰囲気:ホテルなので食べ放題でも落ち着いている
【店主都合による突然休】なし
【待ち時間】なし
【利用例】けっこうな空腹状態で20時前に相模大野駅に着いたとき
【要望・その他感想】
一人でもいいんですか?いいんです!
平日の夜だし照明暗めだし70席の広さだしで、ぜんぜん紛れられる。
あと、オードブルブッフェ+1300円でフリードリンク(アルコール豊富)にもなる。
たったの3100円で食べ飲み放題できるのだ!
だから、圧倒的な数のおばさんたちに混じって会社帰りのサラリーマンがよく飲み会をしている(ホテルブッフェなのでもちろんバカ騒ぎはしていない。が、一度だけ日本が誇るユースカルチャー「コール」が鳴り響いていたときがあった。おばさんたちはクールジャパンを理解できなかった模様)。
とにかく、食べ飲み放題といったら普通4000円は下らない。これはすごいことだと思う。幹事さんいかが?
【場所】相模原市相模大野3−8−1 TEL042−767−1111(代表)
相模大野駅中央改札口を出て突き当たりを右(北口)へ。ペディストリアンデッキに出て左へ曲がるとホテルエントランスがあるので、ホテル専用エレベーターで7Fへ。
【営業日・時間】オードブルブッフェは平日限定17:30〜22:00(LO21:00) ※120分制
【URL】http://www.odakyu-hotel.co.jp/century-ono/restaurant/bon_rosage/